脳幹の解放が改善のカギです！

「脳」は大切！ということを皆さんご存知だと思います。
地震や火事などの避難訓練の時なども、まずは頭を防御することを教えられます。
脳が動きを止めてしまうことが、生命の危機につながるからです。

救急等でも「呼吸・心臓が止まっている、蘇生を急げ！」ということは度々あります。
呼吸や心臓の動きをつかさどるのは脳。
脳が働かなくなってしまうと、呼吸が止まり、血液が回らず、心臓も止まります。

では、植物状態と脳死の違いは？

植物状態では、話をしたり、身体を動かしたりするための「大脳」の働きが止まった状態です。
ですが、脳の中の「脳幹」や「小脳(しょうのう)」がはきちんと働いていますから、心臓も動き、呼吸もできます。

「植物状態から回復した」という話もありますよね。
あれは大脳が働きはじめ、意識が戻り、会話や身体を動かすことが出来るようになるからです。

よく話題に上がります「脳死判定」におきましても、脳幹の働きがカギをに握っていると言っても過言ではありません。
では、脳幹は、どのような働きをしているのでしょうか？

大脳を覚醒させ、自律神経の最高中枢となっていて、内臓や血圧の制御、体温調整、ホルモン分泌などを行っています。
運動の制御、小脳や大脳の指令を脊髄に伝達する役目、そして、呼吸や循環器の働きをつかさどっている延髄も脳幹の一部です。

プロレスの技で延髄切りというのがあるでしょう？
延髄にショックを与えることで相手は気を失ってしまうので、そこを抑えてフォール勝ちするワザなのですね。