イネイトインテリジェンス

【イネイトインテリジェンス（Innate　Intelligence）とは】

イネイトインテリジェンス（Innate　Intelligence）のイネイト（Innate）を直訳すると「先天的な・持って生まれた」という意味になります。インテリジェンス（Intelligence）」は「知識・知性」ですから、「持って生まれた知性」つまり、生きていく上で人間が本来持つ様々な機能や能力のことを意味する言葉がイネイトインテリジェンス ということになります。

例えば、「自然治癒力」もその一つ。怪我を癒す能力や病原体などの脅威から身を守る能力は誰かに教わって身につくものではなく、人間が生まれながらに持っている自然の力です。

「環境適応力」も同じく イネイトインテリジェンスの一つになります。砂漠地帯では昼間の気温が40度近くになるにも関わらず、夜に成ると氷点下まで下がることも珍しくありません。日中と夜間の温度差は何と60度近くにもなりますが、それにもかかわらずその地域に住んでいる人たちは普通に生活を営むことができます。

これは短時間でめまぐるしく変わる環境の変化に対応するため、体内の生命維持装置である＜脳幹＞がきちんと機能しているからこそ可能なことなのです。

【イネイトインテリジェンスの要、それが「脳幹」】

上記の通り、イネイトインテリジェンスとは“無意識のうちに機能する優れた生命維持機能”と表現することができる素晴らしい生命の神秘です。同時にイネイトインテリジェンスが正常機能しなければ重大な健康被害がもたらされることになります。

私たちが健康でいられること、生きていけることの裏ではこのような力が作用しているということを理解していただければと思います。

そしてイネイトインテリジェンスを可能にしている＜中枢器官＞が「脳幹」になります。

「脳幹」とは脳と体とをつなぐ中継点という位置づけになりますが、単に脳と体をつなぐだけでなく、「脳の中でも最重要器官」と言える部分です。

前述した通り、イネイトインテリジェンスには「免疫機能」や「環境適応能力」が挙げられますが、どちらも「自律神経」によってコントロールされている能力です。

「免疫機能」については今までも説明してきたので、今回は「環境適応能力」と「自律神経」の関連について説明していきましょう。

「自律神経」とは意識とは無関係に生命維持のために機能する神経のことで、「体温調整」、「呼吸」、「内臓を動かす」などの重要な機能を制御している「生命の一大コントロールセンター」です。激しく変動する環境に柔軟に適応するには「心拍数」「呼吸」「体温調整」の制御が非常に重要な要素になります。もし、自律神経が正常に働かないと砂漠や極圏など厳しい気象環境の中ではすぐに熱中症や低体温症になり、命はものの数時間で尽きてしまうことでしょう。それだけ「自律神経」は重要であり、この神経は「脳幹」内の「視床下部」という部分で総括的にコントロールされているのです。

【イネイトインテリジェンスと「脳幹解放」】

繰り返しになりますが、脳幹は脳と脊椎をつなぐ場所に位置しています。したがって、悪姿勢や生活習慣の癖で背骨や骨盤に歪みが生じると脊椎全体にも歪みが生じ、脳幹と脊椎とをつなぐ神経の中継点である「延髄」に不正な圧力が加わり中枢神経と脳の情報のやりとりがうまくいかなくなり、脳幹の機能にも狂いが生じてしまいます。

イネイトインテリジェンスにとってこれは非常に危機的な状況ですので、少しでも早く脳幹にかかっている不正な圧力を取り除く必要性があります。

当院のオリジナル療法である「脳幹解放」は文字通り脳幹を不正な圧力から解放する療法です。

イネイトインテリジェンスの危機は健康の危機ですので、原因不明の体調不良にお悩みの方は是非一度当院での施術をお試しください。