【特発性側湾症とは】

当院で施術している「脳幹圧迫完全解放手技」が高い効果を発揮する代表的な病気の一つが「特発性側湾症」です。

では、「特発性側湾症」とはどのような病気なのか？についての説明から始めていきましょう。

特発性側湾症は「特発性」と「側湾症」という単語に分けることができます。具体的な病態は「側湾症」になりますから、まずは「側湾症」から説明していくことにします。

「側湾症」は正式には「脊柱側湾症」という病名になります。「脊柱」とは「背骨」の医学的な名称で、「側弯」とは”側方へ湾曲する”という意味になります。要するに「背骨が横方向に曲がってしまう病気」という意味ですね。

こうした特徴的な症状が”特発（とくはつ）的”に起こるのが「特発性側湾症」です。

では「特発性」とは一体何なのか？というお話しですが、これは「原因不明」を意味するときによく用いられる医学用語です。

特発性側湾症は発生時期によって

・乳児期側湾症

・学童期側湾症

・思春期側湾症

に分類されています。それぞれの発症時期を表す言葉が示すように成長過程において発症する例が多い病気とされています。細かい原因は不明ですから現代でも難病といわれています。

また、一度曲がってしまった背骨は矯正しない限り自然と真っ直ぐにはならないとされています。したがって一般的な整形外科ではコルセットや牽引で矯正し、それでも治りが悪い場合は外科手術が適用されます。

脊椎の中は中枢神経が通っていますので手術には相当なリスクが伴うことになります。

【特発性側湾症の症状】

この病気は背骨が横方向に大きく曲がってしまう病気です。しかもほとんどのケースでねじれながら歪みを起こすので脊椎内から伸びる神経を圧迫したり、背骨同士の間にありクッションの役割を果たしている椎間板に障害を起こすなどして深刻な健康被害をもたらします。具体的には

・強烈な背部痛

・四肢の麻痺

・運動障害

・心臓や肺の圧迫

・発育障害

などです。

【当院での施術例】

当院ではまず、写真によって側弯の状態を把握するところから施術を開始します。

撮影した画像はその場で患者さんに提示し、症状の程度を詳しく説明します。

「特発性側湾症」は原因不明の難病ですが、そもそも、脊椎とは中枢神経をガードするためのものですから、脳幹に不自然な歪みが生じているとそこから伸びる神経束がねじれを生み出し、そのねじれに沿って脊椎が形成されていくことで発症すると考えられます。

そこで「脳幹解放手技」を行い、脳幹を正常な状態に戻すことで、大元の神経束のねじれが解消され、脊椎の形も元に戻ろうとする「自己治癒力」が発動します。

症状の程度にもよりますが、長年の研究と実践から「脳幹解放手技」10回を1クールとして施術することで症状の改善は見られます。あとはこのねじれを解消した状態の癖がつけば背骨の歪みは解消されていきます。

完治は困難とされている「特発性側湾症」ですが、当院では完全に症状が消失した例もたくさんありますので、手術の適用を考える前に是非一度当院にご相談ください。