こんにちは。今回のテーマは、「自律神経徹底分析」です。自律神経の中でも、副交感神経について詳しくお話ししてきたいと思います。
1. 副交感神経とは??
自律神経とは、「交感神経」と「副交感神経」で構成されています。「交感神経」は主に人の「動」の生活をコントロールしている神経で、「副交感神経」は主に人の「静」の活動をコントロールしている神経ということができます。
「静」の活動とは、睡眠・休息・修復・新旧交代などリラックスしている時の活動を指します。そして両方の神経とも、脳の中枢である「脳幹」と呼ばれる場所でコントロールされています。
2. 副交感神経の役割
では、副交感神経はどのような役割を果たしているのでしょうか?副交感神経が活発に活動すると「アセチルコリン」と呼ばれる人をリラックスさせる物質が副交感神経の末端から分泌されます。
この「アセチルコリン」と呼ばれる神経伝達物質は、アセチルコリンレセプター(受容体)を持つ「リンパ球」と呼ばれる物質(白血球)といっしょに増加します。このリンパ球は、適切な量だと体の味方なのですが、増加し続けると体の細胞を傷つける(粘膜にアレルギー性の炎症を引き起こす)、体へ悪影響を及ぼしてしまいます。
◎リンパ球過剰ーーー気管支ぜんそく・アトピー性皮膚炎・花粉症・通年性アレルギー性鼻炎
◎アセチルコリン過剰ーーー片頭痛・のぼせ・かゆみ・痛み・しもやけ・下痢・骨粗鬆症
◎リラックス過剰ーーー腰痛・膝痛・疲労倦怠感・肥満・うつ病 etc.
3. 「リンパ球」過剰の原因
自律神経がバランスよく働いているときの白血球(リンパ球・顆粒球)は、顆粒球は54〜60%、リンパ球は35〜41%となります。
先ほど「リンパ球」の過剰は体には悪影響であるというお話をしました。では、リンパ球過剰の原因はどこにあるのでしょうか?
その1番の原因は「脳幹のねじれ」にあります。リンパ球の数の増加(42%以上)には、副交感神経の過剰が絡んでいます。
副交感神経が正常に活動をすれば、リンパ球も正常の値のままなのですが、副交感神経に異常が起きればリンパ球の値にも異常が起きてしまいます。リンパ球の異常に関係している副交感神経をコントロールしているのは「脳幹」です。
つまり「脳幹」が正常であれば、副交感神経にも異常が起きずに、リンパ球の値も正常なままなのです。
しかし、現代では往々にして脳幹の異常、つまり「脳幹のねじれ」が発生してしまいます。なぜなら現代は、非常にストレスが多いストレス社会であるからです。ストレスが強くかかると、脳幹に負担がかかってしまい、「脳幹のねじれ」に繋がります。
「脳幹のねじれ」が起こると、交感神経と副交感神経のコントロールが上手くできなくなり、「アセチルコリン」の分泌や「リンパ球」の数に異常が起きてしまうのです。
この対処方法はただ1つです。それは「ストレス」を解消すること(脳幹解放)です。ストレスが首に集積することで「脳幹のねじれ」が起こります。
そして全ての体の異常の原因に繋がっているからです。ぜひ、ストレスを解消(脳幹解放)して健康な生活を送ってください!!