顎関節症２

【近年急増する顎関節症とは？】

戦後の高度成長期を経て、ライフスタイルの欧米化が急速に進んだことで急増している疾患が「顎関節症」です。

この病気はその名が示す通り”顎の関節に起こる障害”となります。

顎関節症が起こる原因は主に「食生活」によるとされています。食の欧米化によって柔らかい食べ物を食べる機会の方が増え、その結果として顎が弱くなり噛み合わせが悪くなることで顎の関節に障害が発生してしまうのです。

それでは顎関節症にはどんな症状があるのかについて説明していきます。

・咬合障害：噛み合わせが悪くなります。

・関節雑音：口の開閉の度にカクカクと音がなります。（他にもジャリジャリ、ミシミシといった感じもあります）

・開口障害：口を大きく開くことができなくなります。

・閉口障害：口を完全に閉じることができなくなります。

・発音障害：口の開け閉めがうまくできないことで発音が不明瞭になることがあります。

・頭痛、肩こり、疲れ目、ドライアイ、鼻炎など：顎関節の歪みによって頚椎に不自然な圧力が加わり起こる症状です。

・ドライマウス：口腔内が乾燥し、雑菌が繁殖しやすくなり歯周病や虫歯、口臭の原因となります。

・耳鳴り、難聴、めまい：顎関節のすぐ近くにある三半規管や三叉神経に異常をきたすようになります。

・舌の痛み、味覚障害

・嚥下障害：ものがうまく飲み込めなくなる症状です。間違って食べ物が気道に入るとそこから感染症を起こし、誤嚥性肺炎を起こす場合もあります。誤嚥性肺炎は現在日本人の死亡原因第３位に挙げられる肺炎の中でも高い頻度で起こっている病気です。

など「顎関節症」と一口に言っても多様な症状を引き起こすことがわかります。

【顎関節症と脳幹解放手技】

一般的な口腔外科や歯科では顎関節症に対してはマウスピースによる矯正治療が第一選択肢となります。ただし、この治療法は治療完了までに長い期間を要する他にも、物を食べる時以外は常にマウスピースをしている必要性があり、日常生活や知人とのコミュニケーションに不自由を感じざるを得ません。

また、マウスピースの衛生状態にも気をつけておかないとマウスピースに雑菌の繁殖が発生し歯周病や口臭の悪化、感染症を引き起こすリスクもあります。

関節の歪みが酷い場合には手術も適用されます。

このように顎関節症もまた「難治性疾患（完治が難しい病気）」の一つなのです。

ところが、当院の「脳幹圧迫完全解放手技」なら最小限の身体的な負担で顎関節の施術が可能であり、完全改善も十分見込めます。

というのも、顎関節は脳幹のすぐ近くにある部位なので、顎関節症（肉体的ストレス）は脳幹に不自然な圧力（歪み・捻れ）をかけている大きな原因となります。

脳幹をこの不自然な圧力（歪み・捻れ）から解放すれば自然と顎関節も矯正（体を本来の場所に戻すー脊髄筋肉系の調整力が発揮）されるので、早い人（程度の軽い人）では初回の施術で効果を実感できる場合もあります。

あとは何度か施術を繰り返し、正常な位置に顎関節が収まれば辛い顎関節症の諸症状は完全に消失します。

当院では10回を1クールとして施術しておりますので顎関節症には確実に施術効果が出ることでしょう。

手術やマウスピース矯正治療に比べても心身への負担が少ないので、顎関節症でお悩みの方は是非一度当院にご相談ください。