脳幹力は無限力

【脳幹力とは】

「脳幹」には無限のパワーがあります。と言われてもイマイチ「ピン！」とこない方も多いと思います。

もちろん人には寿命があるので、「無限」というのは少し語弊があるかもしれません。しかし、「脳幹」には人が生きている間、生きていくために必要な「無限に等しいパワー」が秘められているのです。

私たちの人生においてもっとも「脅威」となるのが病気の存在です。

病気には軽いものから命を脅かすものまで実に多種多様なものが存在します。しかし、「免疫力」によって強力に守られているので、日々安心して外出し、仕事や勉学に励むことができるのです。

インフルエンザや風邪ウィルス、デング熱や手足口病などの感染症が流行する時期以外にも、様々な病原菌（ウィルスや雑菌）の脅威にさらされているのが私たちの日常なのです。

そうした脅威から私たちを守ってくれているのが「免疫系」なのですが、その免疫系の働きを正確にコントロールしているのが「脳幹」です。

そこで今回は、私たちが「脳幹」によって毎日をどれだけ健やかに過ごせているかを説明していきたいと思います。

【日和見（ひよりみ）感染症について】

前述した通り、私たちの周囲を取り囲む大気中には実に様々な病原菌や病原体が漂っています。それらの「脅威」は呼気や接触などによって私たちの体内に容易に侵入してきます。ところが「免疫系」の働きによって検知された「脅威」は免疫細胞の活躍によって発病前に駆除され体外に排出されていきます。

このように、感染しても普段は免疫系の働きによって発病しない病気のことを医学の世界では「日和見感染症」と呼んでいます。

普段は特別な治療も必要ないため、一見すると“害がない”ように考えられがちな日和見感染症ですが、実は一旦発症すると抗生剤も効かず、有効な治療法が存在しないため、命を落とす危険性のある怖いものもあります。

その代表的なものが黄色ブドウ球菌やサイトメガロウィルスなどです。とくに黄色ブドウ球菌は手術などによって免疫力が著しく低下していると「MRSA」を発症するウィルスで高い致死率をマークしています。

黄色ブドウ球菌はちょっとした傷口からも侵入し、風邪やインフルエンザなどで免疫力が低下しているとやはり高熱を出し、「黄色ブドウ球菌感染症」を合併することがあり、風邪やインフルエンザをさらに重症化させることもあります。

【「脳幹力」の無限パワー】

このように“発症すると怖い”日和見感染症が発症しないのは「脳幹」が免疫系の働きを完璧にコントロールしているからです。

私たちの免疫系がとても優秀な働きをする理由の一つに一度感染した病原菌の型を記憶していて、その型専用の「抗体」を作り出し、他の健康な細胞を傷つけることなく速やかに標的となる病原菌を排除してくれるという点にあります。

ただし、いかに優秀な能力を持つ免疫系も指揮命令系統が混乱するとその能力を十分に発揮することはできません。つまり、「脳幹」に歪な圧力が加わり圧迫され続けていると、脳幹内部の指揮命令系統が麻痺し、免疫力が著しく低下してしまうことになります。

免疫力は人が生き続ける限り作用します。つまり、「生きている限り無限のパワーを発揮する能力」なのです。免疫系の優れたパワーを存分に発揮させるためには「脳幹」を歪な圧力から解放する、当院オリジナルの「脳幹解放」がとても効果的です。

“病気予防”を心がけている方“や予後（治療後の経過）をよくしたい”、“今辛い症状に見舞われている”という方は是非当院にご相談ください。無限の「脳幹力」を実感していただけることと自負しております。