五大調整力の一つ脊髄筋肉系の驚きの働きとは??

五大完全調整力の一つである脊髄筋肉系は複雑に働いています。言葉だけで理解するのはなかなか難しいので、例を交えながら脊髄筋肉系の働きについてご紹介します。

今回、脊髄筋肉系がどれほど複雑で精密な構造を持っているかを、私たちの日常生活の中でも最も基本的な動作である歩くことで見ていきましょう。

歩くという動作は以下の流れによって可能になります。

(図 旭川医科大学の高草木教授 引用)

1.大脳皮質体の位置と周囲の環境を正確に認識して、下肢(脚)を正確に運ぶための的確な指令を出す。

2.大脳脊髄(運動神経)→末梢神経へと下肢(脚)を正確に運ぶための的確な指令が伝達される

3.その指令に連動して腱と筋肉が動き、関節を制御して初めて歩くことができるようになる

上記をより詳しく説明していきたいと思います。

1の大脳皮質とは大脳をおおう粘膜組織で感覚系や運動系の神経が集中していて「歩く」という動作を統括的にコントロールする器官です。

体の位置と周囲の環境を正確に認識して」というのは、例えば平坦な道を歩くのと坂道を歩くのでは、環境はもちろん体の重心も変わってきます。

同じような足の出し方をしてはスムーズに歩行できません。

2の中枢神経と抹消神経ですが、中枢神経は脳や脊髄の神経回路を指し、末梢神経は中枢以外の体の各部に存在する細い多数の神経繊維を指します。

しかし、中枢神経から末梢神経に伝わるときに何か切り替わるわけではないので、これらの名称は便宜上分けたものです。

また、動作自体には関連していなくても、立っているときや歩いているときの姿勢維持に小脳、延髄、内耳(三半規管)が関連しています。これらがうまく機能してはじめてスムーズな動作ができるのです。それぞれについて簡単にご説明します。

・小脳

運動の調整や,体の平衡を支配しています。例えば、歩いていて石につまずいたときに,無意識に体が倒れないようにするための反射経路や,居眠りのときの姿勢が自然にもとに戻ることなどは,いずれも小脳を中枢とした働きによるものです。

・延髄

延髄には平衡感覚の中枢があり、三半規管から小脳へとつながる神経回路の通り道です。平衡感覚だけでなく、反射運動にも関係しています。

・内耳(三半規管)

ご存知だと思いますが、三半規管(さんはんきかん)は平衡感覚(回転加速度)を司る器官で、三次元的なあらゆる回転運動を感知することが可能です。

「歩く」という基本動作を例に挙げてご説明しました。日々の動作でお悩みの方や長年感じている症状などがございましたら、お気軽にご相談下さい。

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